犬の健康や毛並みを維持するには、人間と同じでタンパク質・脂質・炭水化物のバランス(PFC比) がとても重要です。
「高たんぱくのフードがいいって聞くけど、どれくらいが理想なの?」
「毛並みや皮膚の状態に合った栄養バランスってあるの?」
そんな疑問を持つ飼い主さんに向けて、この記事では 犬にとって理想的なPFCバランスの考え方 をわかりやすく解説します。
さらに、毛並み改善や健康維持につながる栄養素との関係についても紹介。この記事を読めば、フード選びの基準がクリアになり、愛犬に合ったごはんを自信をもって選べるようになります。
1. PFC比とは?犬にとっての意味
PFC比とは、タンパク質(Protein)・脂質(Fat)・炭水化物(Carbohydrate)の比率のことです。人間ではPFCバランスがダイエットでは重視されますね。犬も適切な栄養バランスがあります。
犬は元々、肉食で狩りをしていた動物のため、高タンパク低脂質な食事ができるような身体の構造になっています
2. 犬の理想的なPFCバランス
環境省の飼い主のためのペットフード・ガイドラインでは、犬の平均的な食事のPFCバランスは「タンパク質25%、脂質15%、炭水化物60%」が目安とされています
それに基づくと、タンパク質25〜30%、脂質10〜15%、炭水化物30〜50%程度を目安に調節すれば良いでしょう
3. PFCと毛並み・皮膚の健康の関係
タンパク質は、毛や爪の材料源です。タンパク質不足だと毛がパサつきます。
我が家の柴犬こころは、極度の栄養失調から、爪の色まで変わってしまっていました
※写真
脂質(特にオメガ3・6脂肪酸)が皮膚や毛に影響を与えます。毛ツヤにも関わる栄養素です。
犬は本来肉食動物に近いので、炭水化物の消化が苦手と言われています。
炭水化物を多く含む食事は消化に負担をかけ、下痢を引き起こす可能性があります。そのため、おやつなども炭水化物が少なめのものを選びましょう。
4. AAFCO基準との関係
AAFCO基準とは?
AAFCO(米国飼料検査官協会)は、ペットフードの栄養基準を定めている団体です
この基準を満たしているフードは 「完全かつ均衡のとれた栄養食(Complete & Balanced)」 として販売できます
成犬の維持(メンテナンス)基準の一例
- タンパク質:18%以上
- 脂質:5%以上
- カルシウム:0.5%以上
- リン:0.4%以上
- 亜鉛:80mg/kg以上
- ビタミンE:50 IU/kg以上
毛ツヤを維持する栄養素より、かなり低いのが分かると思います
この基準は「栄養不足にならずに暮らせる」という最低限のラインなのです。国産のフードはこのAAFCO基準を満たしていれば「総合栄養食」と記載ができます
これだけでは、 毛並みの改善や健康の改善には不安が残ると感じました
AAFCO基準を満たしていたら良いのではなく
※AAFCOが定める最低基準とPFC比の違いの表
5. 理想的なフードを選ぶチェックポイント
- 成分表でタンパク質・脂質・炭水化物のバランスが目安の範囲内かチェックする
- 主原料が「肉・魚」などタンパク質になっているか?成分表は多いものから記載されています
- 毛並み改善に役立つ栄養素(亜鉛・ビタミンEなど)が含まれているか
これらはしっかり確認するようにしましょう
6. まとめ|愛犬に合ったバランスを見極めることが大切
栄養素の数字はあくまで目安です。犬種、年齢、活動量によってもばらつきがあります。
フードの量の見極めは、ワンちゃんの体調やコンデションが良いか?太っていないか?目で見る情報も大切です。
値段や入手経路などに無理がないよう、継続できるフード選びが健康の近道です
